「会社を辞めないという選択」By 奥田 浩美 〜色々と心に刺さるものがあった

会社を辞めないという選択(奥田 浩美 著)を読みました。

この本は本当に心に刺さるものがありました。

会社を辞めないという選択に出会ったきっかけ

大抵本って何かしらのきっかけがあって読み始めるわけですが。
今回どちらかというと本よりも前に著者の奥田さんのことが気になっていました。
Facebookで繋がっている方が知り合いだったりして色々とフィードに飛び込んでくるですが、本当にエネルギーのある人だなぁと。
この人のエネルギーはどっからきてるんだろうなんて、本のことよりも当人のことがきになっていました。

この本自体は出版されていたのは出版当時からしっていたのですが、上のこともあって読もうとは思っていませんでした。
で、育児休業が明ける最後の1ヶ月、自分のことを色々考える時間があって、「このままでいいのか?」という思いがあって色々悩みました。
仕事に復帰してからしばらくして、「辞めない」のだから、この本の中に何か自分を変えるヒントがないかなと思って手に取ることにしました。

本の中にも溢れているエネルギー

最近読了までの期間の記録を取っていないのではっきりとは言えませんが、かなりのスピートで最後まで行きました。
まずは出だしに打ちのめされました。
「会社にいながらこんな気持ちをもって仕事ができるのだろうか」、「こんな気持ちは考えもしなかったぞ」と。

ご自身がこれまで経験されてきたことを元に書かれているので、説得力もあります。
そして何より自分と同じITという世界でのことが書かれているので、その背景とか行動っていうのが理解しやすいというか、自分がその場面に立てるような感覚を持って読むことができました。

本書の中には奥田さんから読者への質問が42問と、最後に1問の全部で43問あります。
正直言ってすべての質問に「これだ」思える回答は半分も出せませんでした。
なぜかって?それは多分「ただ自分が会社の中にいて仕事をいていた」だけだからと思います。
この本はそうではなく、いかに会社の中で自分という価値を高めるためにやっていくかということについて繰り返し聞いてきます。
つまり会社の中にいながら1個人事業主としてどうやっていくのかを考えてみようというわけです。
正直この発想は今まで仕事をしてきて全く持ってなかったです。
会社にいるんだから組織の一員として与えられているものをこなせればいいやと。

そうじゃないんですよね。
会社といういい意味で多くの人がいて多くの資金があって、その中で与えられたものがある。
それをいかに世の中でよりよいものとして認められていくかを考えてやってみたら「辞めない」って選択肢もあるんだよと。

自分の発想を変え人を巻き込みって本当自分は苦手なんですよね。
でもちょっとずつでもそれをやっていたら変わるのかなぁと思っています、この本を読んで。

ちなみにちょっと時間はかかりそうですが、この本の中にある質問を全部色々とつか買っている手帳に書き写してじっくり考えていくつもりです。
そのくらいこの質問は自分の見つめ直すのに役立つと思います。

こんな人に勧めます

なんとなく会社でやりがいというかどうやっていこうかなって悩んでる人
違うところに行ってみたいなと思っている人
こんな人はまずは読んでみたらいいんじゃないかなと思います。
まずはすぐできることとしてこの本読んでみましょう。

最後に

会社の中にいても自分という軸で考えれば強みも作れる、会社に残ってそれを磨く。
そうれば何かあって「ポッと」外にでることになっても少しはやっていけるきっかけになるんじゃないかなんて。
いつかお会いしして色々話し聞いたり、お仕事をまじかでみてみたいというか一緒にやれるように自分もなりたいなぁ。

会社を辞めないという選択
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